よちよち保育風景

ドイツで生まれた、もしくは日本で生まれて間もなくドイツに来たばかりの、小さな小さな子どもたち。育児そのものでさえ手探り状態のママ・パパたちにとって、ドイツ語環境下における我が子の日本語をいかにサポートしたものか、非常に悩ましいところでしょう。

本校よちよち組は、担当教員が保護者の皆様の相談に乗ったり、保護者同士が情報を交換したりできる場となっています。また、日本語の歌や遊びをたくさん知ることができるのも特徴の一つです。日本語での楽しみや心地よさを親子で共感すること――それが今後、日本語を母語として学習してゆく基礎となります。

以下に、よちよちの保育風景を掲載します。楽しさが伝われば、幸いです。


さあ、よちよち組のはじまりはじまり。

楽しいお歌でみんなの名前が呼ばれ、子どもたちは、かわいらしい笑顔を先生に向けてくれます。2歳近くの子どもたちは、「はい!」と元気にお返事してくれるようになります。

出席カードとシールが配られます。個人専用のかわいいシールと台紙は、みんなのお気に入りです。小さい子はお母さんと一緒に、大きい子はひとりで先生のところまでカードとシールを取りに行くようになります。
お話が始まりました。みんなかわいい動物がたくさん出てくるお話が大好きです。「いないいないばあ!」とおうちから動物たちが顔を出すと、子どもたちはお母さんの膝を離れ、先生のもとに集まってきます。毎回、先生の手作りのお話や、絵本がもりだくさんに用意されています。

わらべうたなど、お歌もたくさん歌います。
お母さんのおひざの上で、歌に合わせて遊びます。
子どもたちはふれあい遊びが大好きです。おひざの上で気持ち良く揺られたり、こちょこちょこちょっとくすぐり遊び。みんな大喜びで「もういっかい!」のアンコール。

「あ、ボールが出てきたよ!」からだを使う楽しい活動も色々あります。

この日はいろんな色のボールが出てきました。赤・青・黄色、いろんな色があります。みんなどんな色が好きかな?

ボールに続いて、大きくてきれいな布が出てきました。中にどんどんはいっちゃえ!

子どもたちは、潜り込むのが大好きです。

最後は、さよならの歌を歌ってご挨拶。

楽しかった時間はあっという間!また来週会いましょう。